冷たいご飯があったらどうしますか?
多くの人が電子レンジなどで温めてから食べると思います。
しかし、実は冷ご飯はダイエットに適していると言われてします。
冷えるとデンプンの性質が変わる
ではなぜ冷ご飯がダイエットに適しているのでしょうか。
それは冷えるとデンプンの性質が変わることが理由です。
ごはんの主成分はデンプンですが、冷えると約20%が「レジスタントスターチ」と呼ばれるデンプンに性質を変えます。「レジスタント」とは抵抗という意味で、「スターチ」はデンプンの英語名です。つまり「抵抗するデンプン」言い換えると「消化されにくデンプン」となります。
ご飯は冷えるとレジスタントスターチの割合が多くなり、胃腸での吸収が抑制されてカロリーが低くなります。だからダイエットに適しているのです。
また、レジスタントスターチは大腸まで到達し、腸内細菌のエサとなって、腸の働きを高めてくれる効果もあります。
いかがでしょうか。ちょっと試してみたくなりますよね。
冷えご飯を美味しくいただくには
温かいご飯に比べると、冷えたご飯はちょっと味が落ちますよね。そんなときはちょっとひと手間かけると美味しくいただけます。
レジスタントスターチは4~5℃に冷やした時、最も多くなると言われています。ちょうど冷蔵庫の温度と同じです。そして、温めなければ量はあまり変わらないので、常温に戻してから食べるといいでしょう。
代表的なレシピは冷たいお茶漬けです。少し前にお茶漬けのCMでもやっていましたが、市販のお茶漬けを冷ご飯にまぶしててお水をかけて頂きます。夏の食欲が落ちる時期にはちょうどいいかもしれませんね。
あと、冷ご飯と言えばおにぎり系ですよね。様々な具材を入れたり、市販のおにぎりの素をまぜた食べてもおいしいでしょう。
元々レジスタントスターチが多く含まれるお米もあります
なんと初めからレジスタントスターチが多く含まれるお米があります。それはズバリ「レジスタントスターチ米」と言います。
レジスタントスターチ米は特別に品種改良されたお米で、手軽にレジスタントスターチを摂ることができます。
【参考リンク】
レジスタントスターチ米とは – ゆきひかり.com(市川農場)
夏の夕食に試してみては
寒い季節に冷たいご飯はちょっと食べにくいので、暑い季節に試してみてはいかがでしょうか。ただし、冷たいお茶漬けを食べる場合はお腹をこわさないように注意してくださいね。