ダイエット中の水虫・爪水虫感染に注意

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運動系のダイエットをしていて、スポーツクラブのジムや公営のプールを利用している方もいるかと思います。そんな方は水虫・爪水虫の感染しないように少し意識した方がいいかもしれません。

水虫は白癬菌というカビの一種が皮膚に感染することで発症します。足の裏に感染したものが「水虫」で、爪に感染して爪の中に菌が入り込んだ状態が「爪水虫」です。日本人の5人に1人が水虫・または爪水虫を発症していると言われています。

シャワーやジャグジーの足拭きマットに注意

  • 爪水虫の原因となる白癬菌は、はがれ落ちた皮膚(角質)の中にいるため、そのようなものと接触する可能性が高いところが感染経路となります。
    代表的なものが「バスマット」です。ほとんど一般家庭では、家族でバスマットを共有していると思います。たとえば家族の一人が水虫に感染している場合、バスマットに白癬菌が潜んでいて感染する可能性が高くなります。また、スリッパやプールの足ふきマットなども同様です。

  • 出典:爪水虫の市販薬・塗り薬

バスマットや足拭きマットが白癬菌の感染経路になるので注意が必要です。スポーツクラブや公営プールのシャワーやジャグジーの出口にある足拭きマットは高温多湿の状態で、白癬菌が活動しやすいので特に危険です。

しかし、白癬菌は皮膚についてもすぐに定着するわけではありません。皮膚について菌糸を伸ばして定着するまでに約24時間必要と言われています。つまり、毎日お風呂に入って足を洗っていれば、たとえ白癬菌が付着していても、感染することありません。

水虫は足の薬指と小指の間から始まりやすいと言われています。この2本の指は常に密着していることが多く、汗で湿りやすく、アカもたまりやすいからです。また洗い忘れや洗い残が多いことも理由の1つです。

お風呂に入った際は、足の指の間、特に薬指と小指の間は丁寧に洗うようにするといいでしょう。

ジョギングをしている人はシューズを清潔に

ジョギング中は大量の汗をかきます。汗によって足がムレた状態は白癬菌にとっては最適な環境となります。走り終わったあとは、そのまま靴箱に入れるのではなく、できればシューズを陰干しして、なるべく乾燥させるようにするといいでしょう。そうすればムレを防ぐ他に、ニオイをおさえることができたり、シューズも長持ちさせることができます。

清潔にしていれば怖くない

水虫・爪水虫のリスクについて書いていきましたが、清潔に保っていれば特に恐れる必要はありません。毎日足の裏をやさしく丁寧に洗うように習慣づけるといいでしょう。